48H Virtual Production Filming Contestに挑戦しました

今年で3回目を迎える『48H Virtual Production Filming Contest』に今年も挑戦します。

48時間で映像作品を制作する耐久レースです。

今年はなんと中国から400チーム余りが参加、予選を勝ち抜いた選抜チームと台湾、日本などから

約30チームが参加します。

無事終了、3チームとも完走しました。

いやあ、疲れました。学生たちと一緒に48時間駆け抜けました。

もうヘロヘロです。

今回はスタジオにターンテーブル、ジブクレーン、ドリーレール、グリーンバックシートを持ち込み、

また、Take Recorderというバーチャルプロダクションのカメラデータをすべて保存することで

ポスプロ合成に活用するという業界でもまだ誰もやったことのないことに学生たちがチャレンジしました。

多分、日本のVPスタジオでも初の試みではないかと思います。

VPスタジオの方々も興味津々、びっくりしていました。IPUTのOBたちもたくさん応援に駆けつけてもらいました。

いろいろと反省点はありますが、学生たちのとって、貴重な経験になった気がします。

まずは、学生の頑張りにお疲れさまと同時に感謝したいと思います。

また、3チーム9名だけではなく、出演者、サポートメンバー、OBなどをはじめ、今回はヒビノVFXスタジオの関係者の方々に

ご協力いただきました。ありがとうございました。

 

今回はTake Recoderを初めて使用

今回のVPコンテストではUNREAL ENGINEの機能のひとつTake Recorderをコンテストでは初めて使用しました。

Take RecorderはUNREAL ENGINE内のシーケンスをレコード(記録)する機能です。カメラトラッカーからのカメラデータとカチンコの音声ファイルを録音することで映像データとその時のカメラデータの同時収録と同期を可能にするものです。これにより収録したVP映像に対してポスプロでの合成などが実現します。これはバーチャルプロダクションとしても画期的な試みだと思います。