第3回『動きと○○』

さあて、モー研第3回目です。

今日は「動きと○○」に関してです。

「○○」に何が入るのか、

動きは何と組み合わせるとより効果的なのか、

を考えてみたいと思います。

 

まずは

「動きとカット」

動きには方向があります。それは画面の中の方向です。

フレームイン、フレームアウト、画面内の動き

そして、

カットとカットをつないだ時にもその方向性は持続されます。

コンティニュイティ(連続性)の原則

「映像論 第10回 編集からCUTを考える』を参照

 
そして、動きにはその被写体(Object)の動きと同時に、カメラの動きもあるということを

忘れないでください。

今日はディズニーの「Paperman」(2012)とそのメイキングを見ます。そこから先駆者たちの「動き」に対する考え方が見えてくると思います。

短いクリップのモーションの中から、目線の動き、指使い、ペーパー(紙)の動きを感じ取ってください。

 

「動きと音」

音に関しても考えてみましょう。

しかも、今回はSE=効果音、サウンドエフェクトに関して考えてみましょう。

音と映像は非常に密接に関りがあります。

しかも昔の特殊効果(Special Effects)と言われる効果には音響と映像と両方が含まれていました。

今では音響効果(Sound Effects)と視覚効果(Visual Effects)と別れて言われるようになりましたが、

音は映像にとって非常に大事な要素だと思います。

そして、動きと音のタイミングも重要です。

動き初めに音は出るのか?

花火の開花するタイミングとドンとなる音はずれている

音速340m/sec

After Effectsで作成したアニメーション(作:渡部健司)

最後のバラバラになるところの音は適当なSEが見つからなかったので、自分で録音して録りました。パンの袋を止めるプラスチックの留め具を机に落とした時の音を収録しました。モノはこれです。自分でもやってみるといいと思います。


音に関する映像

「オトシカク」大学の卒業制作

MALIYA ”Breakfast in the bed” ネオンエフェクト