ニコンクリエイツと共同研究でモーションコントロールカメラカメラBOLTを使用した「ライトトレイル」をおこないました

渡部健司研究室MIRAI-LABO.はニコンクリエイツと共同でモーションコントロールカメラBOLTを使用したプレビズの共同実験、共同研究の成果として映像制作を行いました。その一部は卒業研究にも生かされています。

BOLTはハイスピード撮影に対応したクイックでアクティブな動きを繰り返し再現することが可能なモーションコントロールカメラです。国内でも数台が稼働しており、映画、ドラマ、CM、MVなどで盛んに使われています。今回はMAYAを用いたプレビズデータのBOLTへの適用と撮影以外への応用として映像制作をおこないました。

まずは絵コンテ

早い段階での企画、プレゼンのために絵コンテは欠かせません。とにかく書き起こすことで自分自身の確認、スタッフ同士のイメージの共有、細かいところでの齟齬を埋めていく作業が必要不可欠です。

BOLTの動き、ダンサーの動き、今回「ライトトレイル」と名付けたLEDライトをBOLTのアームの先端に取り付けてFLAIRと呼ばれるBOLTの制御ソフトでコントロールすることを行いました。

絵コンテ、テスト撮影、CGテストなどによるビデオコンテ(プレビズ)

これもまたタイミング、撮影手法、カメラ位置、カメラの画角(レンズミリ数)、レイアウトなどを決めるには重要になります。

MAYAで作成した「BOLTが文字を描く=ライトトレイル」カットのプレビズ。文字をひと筆書きで書いています。文字間のライトのオンオフもフレーム単位で細かく指定しています。

撮影香盤表

撮影の順番、段取りを細かく記入してあります。撮影に必要な機材、レンズミリ数、撮影アイテム、キャストなどがひと目で分かるので撮影がスムーズに進められます。

BOLT「The Future」CM_香盤表_1127最終版

最初に撮影するBOLTのビューティショットの打ち合わせです。BOLTと背景のLEDパネル(バーチャルプロダクション)との距離、配置などを綿密に計算していきます。

今回使用したカメラはARRIのAMIRAです。

今回は低い位置からのローアングル狙いなのでハイハット三脚を使います。

バーチャルプロダクションのLEDをグリーンバック撮影に使用するのは大変贅沢な使い方ですが、ムラのない撮影を短時間に出来るのは大変メリットを感じます。

いよいよ、クライマックスの「ライトトレイル」の撮影です。BOLTのカメラヘッド部分に取り付けたLEDライト。秋葉原で購入した部品を組み合わせて制作しました。

真っ暗なスタジオ内での「ライトトレイル」収録。LEDライトのオンオフもすべてBOLTの制御ソフトでフレーム単位でコントロールしています。ひと筆書きの「The Future」が書かれていきます。

女性ダンサーさんはソロダンサーMEDUSAさん、2人のユニットDawg〜ギャルとメイド〜shuruさんannnaさんにお願いしました。

予定時間よりかなり早く終了することが出来ました。みなさんで余裕の記念撮影(!?)。とはいえほとんど徹夜の準備作業でした。みなさんお疲れさまでした。

まだ粗編集の段階です。

これから、編集、合成、エフェクト作業などが始まります。完成は年末になります。

撮影の翌日の粗編集版(11/29)

12/09 仮編集 大体の全体像が見えてきました。これから細かく仕上げていきます。

ほぼほぼつなぎは完成。細かいエフェクトやグレーディングを調整していきます。



 NIKON CREATES CORPORATION

「A Vision of The Future」
BOLT&Virtual Production CM
45"+00

企画
 ニコンクリエイツ+渡部健司研究室MIRAI-LABO.
 淵川康裕、三浦林太郎、渡部健司
映像制作
 渡部健司研究室
運営協力
 コンセント
演出・編集
 渡部健司
プレビズ
 大嶌希空
アシスタント
 長浜新、中谷知、井上翔太