私の授業は“見えないもの”を埋めていく時間です。
“見えないもの”とは
まだ未知のものや分からないもののことです。
それらのことを“見える”ようにしてあげる、ことが最初です。
“見える”ようにすることとは
すなわち『Visualization = ビジュアリゼーション』のことであり、
『情報の視覚化』というのが我が研究室の研究テーマでもあります。
つまりは
『情報をいかに、わかりやすく人に伝えるか』です。
そしてまず、
Don’t think , Feel !
最初は余計なことは考えないで、感じてください!
この言葉は、ブルース・リーが映画「燃えよドラゴン」の中で弟子に伝えた言葉です。この言葉は非常に深い言葉です。何かの情報を得た時、すぐに分かった、と思わないでその先にあるものを感じ取ってほしい。ブルース・リーはそう言っているように聞こえます。
そう、私の授業は まずは感じとってください。だって、私が教えていること自体が、今までやってきたことから感じ、考えたことを皆さんに話しているのだから。。。
そして、
感じとったら 次に 思いっきり 考えて ください
私の授業は“覚える授業”ではなく深く“考える授業”です。
そう、私の授業は まずは感じ取ってください。そこにあるエッセンスを感じ取ることが大事。そしてそこから、ゆっくり考える、その先にあること、その先にあるものを考えていってください。
考えるとは理解しようとする意識であり、不明点を埋めていく作業です。
そしてもうひとつ
学ぶということは、まだ見えていない、埋められていないパズルのピースを埋めていく作業のようなものです。
先人の先生たちは、そのパズルのいくつかのピースを示してくれるだけです。決してパズル全体は示すことが出来ません。
だって、そのパズルは永遠に完成しないのだから。刻一刻とそのパズルは新しいピーズ(最新技術や最新のビジネスモデル)が足されていきます。ハメたばかりのピースもあっという間に陳腐化していくのです。
皆さんはその学びの探求という終わりのないパズルゲームに足を踏み入れたわけで、覚悟をもって最後までこのパズルゲームをやり続けてください。
そして、少しづつそのパズルを完成に近づけていってください。
また、この授業は物事を『工学的』に捉える授業です。
『工学的』とは
工学的とは、知識、知見、情報を体系化して捉えていくことです。
そのためには論理的な思考が求められます。
そして
我が大学は『工学的』に学ぶということを『テクノロジー』と『デザインする』という切り口でアプローチしています。
『デザインする』とは
『設計する』と言い換えても良いと思います。思考をデザインし、組み立て、作業を分析し、実行していく。
知的な冒険の旅へ