デジ応用 第05回(5/16) 合成を考える

本日は第5回目です。

 

さて、前半は実際の合成に関する理解を深めたいと思います。

これは3つの素材を合成したものですが、どのような合成手法が使われ、そこにはどんな注意、留意点があるのでしょうか?

データはこちらから
 
合成のすすめ

合成の重要説く

OVER、マスク合成、ADD合成、ボケマスク、ガベッジ、BGFG、同ポジ、、、

合成の仕方は

1 OVER合成

   マスク(αアルファ)合成、ガベージマスク、シェイプマスク(マスクパス)

2 ADD合成 (加算系)

光りモノ、グローエフェクトなどに用いられる

3 Multiply合成(乗算合成)

影(Shadow)などの合成の時に用いられる

4 クロマキー合成

グリーンバック、ブルーバック

5 ルミナンス合成
αアルファチャンネルではなく、ルミナンス=輝度=RGBチャンネルを用いる

昨年の「コンピュータグラフィックス概論」で話したおさらい

さて、先ほどのワークフローの中でポストプロダクションに属するのが合成の工程です。

では具体的に合成とはどんなことをやっているのでしょうか?

合成は簡単に言ってしまえば、

映像を重ね合わせること、そしてその重ね合わせ方、仕方のことです。

うーん、あんまりよく分からないですか?

じゃあ、具体的な例を実際の映像を使いながら説明していきたいと思います。

 

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さて後半は 復習の意味も含めて進めていきたいと思います。

『考えて、作る課題』

みなさんで前半の「授業」、そして「お題」を作ってみましょう!

90分間で完成させるための「お題」です。まあ、90分間で完成試写までいきたいので、

60分で作る90フレームのお題 を考えてください。。。

お題を決めるまでの時間は10分です。

10分後には制作開始、70分後には発表としたいと思います。

さあ、60分で何が作れるのか、、、考えてみましょう!

実際のお題は

    「く も」kumo

 

みんないろいろな「くも」をイメージして、60分で出来る90フレームのクリップを作ってみてください。

まずは、

リファレンスを探す

クリエイターが制作に入る前に 必ず取り掛かる作業のひとつは 「リファレンスを探す」 です。

リファレンスとは

参考になるモノ、です。

参考になる写真、絵画、イメージ、映像、CM、映画のワンショット、などなど。自分が作りたいイメージをいろいろなところから探してみてください。

そして、

リファレンスを元に 自分の作りたいイメージを固めていく

制作のワークフロー(パイプライン)を設計してください。制作工程、手順、かかる作業時間を想定していく。

スケジュールの時間内に完成(ムービーの書き出し)までいくこと

 

さあ、トライしてみましょう!