特撮研 第2回 『特撮ってなんだ!? その2 実は煙なんです!』

こんにちは、

第2回の特撮研です。

今日の話は、いかにも特撮らしい話です。

特撮と聞いてみなさんはどんなシーンやどんな場面が思い浮かびますか?

あるいは、どんな場面が特撮らしいと感じるでしょうか?

特撮っていかに”本物らしく”見えるか、見せられるかだと思いませんか?

そうなんです。特撮ってある意味、それっぽく見せるための見せ方術なんです。だから、

ミニチュアを使ったりもしますよね。でもそれっぽく感じさせる技があります。

それは、スケール感というやつです。

スケール感

そうそう、このスケール感を出すために先人たちは苦労してきたんです。

今日は、このスケール感に関して一緒に考えていきましょう!

いくつか昔の映像をお見せします。

CGI VFX Breakdowns HD 1080p: Making of “2012” before-and-after by Uncharted Territory | TheCGBros

最終的に何が必要だと思いましたか?

ミニチュアがミニチュアに見えないようにするためには、スケール感を変える必要があります。

そのためにハイスピード撮影をしてモノの動きをゆっくり見せてあげる必要があります。

また、空気感や遠近感を感じさせるためにうっすらと、時には派手目に煙やモヤを加えてあげます。

そうなんです、今日のタイトルにもあった煙なんです。その”煙=空気感をまぶす”ことで観客はコロっと騙されるんですね。笑

そう、”煙に巻く”んです。

だから、特撮には煙が必要で、それでみんなを煙に巻くわけです。