映像論(2024年春期開講)

【授業の到達目標及びテーマ】

・自分たちがデジタル映像制作をすることを念頭におき、そのためにどんな知識や概念を習得したら良いかを考えることができることを目指す。

・デジタル映像に関する歴史的な背景、映像の特性、演出技法、表現技法などを学び、実際のデジタル映像制作を考えられるようになる。

・デジタル映像に関する技術、表現力を高めるための映像を収集、鑑賞、評価するためのスキルを養う。

【授業の概要】

デジタル映像の制作時に必要となる映像理論について学修する。デジタル映像制作時、表現方法を考慮し制作する必要があり、映像技術の進展とともに映像コンテンツのメディアとしての影響力を理解する必要がある。ここでは映像の特性、表現技術、表現技法など視聴する側から発信する側としての知識を身に着ける。また映像の技術と表現の歴史を学び、未来に向けた新しい映像コンテンツ制作ができるようにする。最先端の映像制作技術を説明し、今制作の現場でどのようなことが行われているかの知識を習得する。

【定期試験】
授業内で行う小テスト最終レポート課題提出

【学生に対する評価】

科目認定条件
※出席率について80%以上であること。
※定められた提出物が80%以上提出されていること。
科目評価方法
中間と期末に課す2回の課題レポート (60点)と、授業中に行う小テスト(40点)の内容で評価を行う。60点以上を単位認定要件とする。

【講義予定】(シラバスオリジナル版)

日 付 座 学 課 題
第1回 オリエンテーション
この講義の進め方、心構え
 
第2回 映像とは?
映像の特性 様々な映像。映像の基本的な概念と特性
第3回 映像の歴史
映像はいつ始まり、フィルムからデジタルへどのような発展を遂げてきたのか
第4回 映像コンテンツ業界を俯瞰する
日本の映像業界はどのくらいの規模と構成か
第5回 映像のワークフロー、パイプライン 映像の制作工程、CGの制作工程、アニメーションの制作工程とパイプラインの考え方
第6回 映像の属性
映像の持つ属性、フレームレート、解像度、画角、色深度など
第7回 映像の演出技法1
映像制作における企画、プロット、シナリオ、絵コンテの技法と事例
第8回 映像の演出技法2
撮影と編集に関する技法、ショットサイズ、アングル、カメラワーク、カッティング、トリミング、エディティング、トランジション
評価課題小テスト
第9回 映像の演出技法3
モンタージュ、フレーミング、映像のコンティニュイティ、様々な演出事例
第10回 映像の表現技法1
映像の特性フレームレート、ハイスピード、タイムラプス、タイムスライス
第11回 映像の表現技法2
モーションコントロールカメラとカメラマッチムーブ、その技術と特徴
第12回 映像の表現技法3
アナモルフィックイリュージョン、フォースドパースペクティブ 映像の錯視、心理的な影響について説明する
第13回 映像先端表現例1
プレビジュアリゼーション プレビジュアリゼーションPre-Visualizationについて説明する
第14回 映像先端表現例2
バーチャルプロダクション バーチャルプロダクションについて説明する
第15回 映像論
最新トレンド、総括 最新の映像に関するトレンドを紹介し、またこの講義全体を総括する
最終課題レポート

【講義予定】(2023年度修正版)

 

日 付 座 学 課 題
第1回 オリエンテーション この講義の進め方、心構え  
第2回 映像とは?映像の特性 様々な映像。映像の基本的な概念と特性
第3回 映像の歴史 映像はいつ始まり、フィルムからデジタルへどのような発展を遂げてきたのか
第4回 映像の歴史 映像はいつ始まり、フィルムからデジタルへどのような発展を遂げてきたのか
第5回 映像コンテンツ業界を俯瞰する/映像のワークフロー、パイプライン
第6回

 映像の属性 映像の特性フレームレート、ハイスピード、タイムラプス、タイムスライス

第7回

プロジェクションマッピング

第8回

映像制作における企画、シナリオ、プロット、絵コンテの技法と事例

第9回

撮影からCutを考える

フレーミング、ショットサイズ、アングル、カメラワーク

第10回

編集からCUTを考える

クレショフ効果、モンタージュ、映像のコンティニュイティ、様々な演出事例
表現技術最前線 プレビス Previs

第11回

映像の表現技法 モーションコントロールカメラとカメラマッチムーブ

映像の表現技法 アナモルフィックイリュージョン、フォースドパースペクティブ

第12回 表現技術最前線 バーチャルプロダクション/シーンリニアワークフロー
第13回 表現技術最前線 CG/VFXの世界
第14回 CM最前線/Music Video/モーショングラフィックス
第15回 総括 デジタル映像の未来 最終課題レポート