さて、今回が14回目です。
今回も今までの振り返りをしていきます。。。
####### グローとは? #######
次の画像を見てみましょう。光って見える、輝いて見えるものはどれでしょうか?
何が違うのでしょうか?
つまり、
モノが光るのは発光する源があり、そこから光が発散、拡散されている状態をいいます。
ただ色がつくだけ⇨光って見えません!!
光って見えるには発光源を描くだけではなく、発光によって影響を受けている光の反射、照り返し、拡散などが必要
では何をどのように表現すれば良いのでしょうか?
####### #######
グローは『光の芯』と『ボケ足』で構成されます。
『光の芯』は光源です。光源の種類、温度によって色が変わります。
『ボケ足』は光や輝きの拡散や乱反射、反射そのものです。これは光源の持つ色が出てきます。
この『光の芯』と『ボケ足』をどのように作るのか?
これがグローの考え方です。
最後に、
渡部研究室は映像研、MIRAI LABO.などの活動を通じてデジタルコンテンツを研究していきます。
興味がある人はぜひ参加、遊びに来てください!
そして、今後は『映像論』でデジタル映像に関する見識を深めていくと同時に
『デジタル映像表現技法応用』でより実践的な表現を演習を通して実際に行っていきたいと思います。
これから、テクニカルな理論に関しての情報を体系的に理解しておくことが必要になってきます。
そのために必要な参考の本を挙げておきます。揃える必要はないですが、どこかで手に取って見てください。
『テクニカルアーティストスタートキット改訂版 -映像制作に役立つCG理論と物理・数学の基礎- 』
曽良 洋介 (著), Marc Salvati (著), 四倉 達夫 (著), 平谷 早苗 (編集), 堀越 祐樹 (編集),その他
私の授業では直接やりませんでしたが、CGの理論として押さえておいて欲しい本です。ポケモンで有名なOLMデジタルの社内教育用にまとめたもの。
『リアルタイムレンダリング 第4版 (Real Time Rendering Fourth Edition 日本語版)』
Tomas Akenine-Moller (著), Eric Haines (著), Naty Hoffman (著), 髙橋 誠史 (監修), 今給黎 隆 (監修), 加藤 諒 (編集)、その他
無茶苦茶お高い本ですが、内容は充実しています。リアルタイムに限らずCG理論を体系的に網羅しています。
『映像制作のためのVFX教科書』
Eran Dinur (著), 高木 了 (編集), 株式会社スタジオリズ (翻訳)
VFXに関する基本を学ぶならこれ! からかな。
『マスターショット100 低予算映画を大作に変える撮影術』
クリストファー・ケンワーシー (著), 吉田俊太郎 (翻訳)
映像を演出やカメラのアングルショットから意識するならこれがおすすめ!このシリーズはパート3まであります。
『エフェクトグラフィックス 動き・流れ・質感の表現カタログ』
松岡 伸治 (著)
作画によるエフェクトの効果についてまとめたもの
さあ、
これっきりの人もいると思います。
この授業で話したことを出来れば忘れないで進んで行ってください!
一部の人は、
来年また新しい講義でお目にかかりましょう!
春休み中に
それまでに自分の技術やコンテンツを磨いておいてください。