デジ応用 第02回(4/18) トラッキングを考える前編

今日で2回目です。

前回は『考える課題』というのをやってみました。

前回終わらなかったものは、必ず提出してください。

さて、 本日は実写とのエフェクトをやってみましょう! AfterEffectsには特撮で用いられるような面白い技法がいくつかあります。

その中のひとつ『トラッキング』です。

  トラッキングって何だ?

トラッキングというのは、映像の何かの”ターゲット”(マーカー)を追いかけたり、 実写のフッテージ(素材)からカメラの動きを解析したりする技術です。  

トラッキングには、 2Dトラッキング と 3Dトラッキング があります。 その名の通り、2Dトラッキングは2次元上のトラッキング、3Dトラッキングは3次元上のトラッキングのことです。

2Dトラッキングは2次元上のトラッキングなので、映像(画面)上の位置=ポジション、回転、スケール、2次元的な歪みを解析します。

そのために トラッキングするポイント数が、1トラッキングポイント、2トラッキングポイント、4トラッキングポイント があります。

1ポイントは位置=ポジション、2ポイントは位置と回転、4ポイントは位置、回転、2次元的な歪み、を追いかけることが出来ます。

また、2Dトラッキングによる解析結果をもとにスタビライズという映像のブレや揺れを止めることにも使われています。

  まずは2Dトラッキングから実際にやってみましょう。

その例として、

では早速、2Dトラッキングをやってみましょう。

本日は次の2つの動画を作っていきたいと思います。 ひとつ目は1つのトラッキングポイントを使ったものです。

画像を張り付けるたり、元の画像の一部を置き換えたりすることが出来ます。

エフェクトの『ブラシアニメーション』を組み合わせることで、ペンで描かれていくエフェクトが出来ます。

 

AEでの2Dトラッキングは非常に強力です。トラッキングは基本的に”トラッキングポイント”と呼ばれるトラッキング(追跡)したいポイントを指定して行います。 “トラッキングポイント”はなるべく小さくて判りやすいものが良いです。障害物で見え隠れしたり光の加減で見えにくくなるものは避けるべきです。 トラッキング方法には1点、2点、4点、平行の4種類があり、それぞれ位置、回転、スケール、2次元的な歪み、が解析できます。 まず、トラッキングするレイヤーを選択して「アニメーション」/「モーションをトラック」を選びます。 「トラッカー」ウィンドウから「トラック」「ソース」「トランスフォーム」「ターゲット」の項目からそれぞれの要件を満たします。 するとトラッキングをするためのトラッキングポイントが現れます。内側の四角がトラックさせたいポイントに張り付け、外側の四角をフレーム間でサンプリングさせたい範囲を囲みます。”▶”を押すと解析が始まります。解析がうまくいかないフレームは、そこでいったんストップさせてポイントを定義し直すか、手動で修正します。画面から外れたりするポイントは解析できなくなるので注意が必要です。 トラックの種類は「トランスフォーム」を選択します(Defaultがこれです)
解析が終了したら、「適用」を押し、解析結果を”ターゲットレイヤー”に反映させます。
トラックポイントは 真ん中の「+」、「内側の四角」、「外側の四角」で構成されます。 「+」と「内側の四角」でターゲットとなるトラッキングポイントを捉えます。 「外側の四角」で次のフレームの解析範囲を示します。
ターゲットマーカーは次のようなものが使われます。自分でも作ってみましょう。
2Dトラッキング トラッキング(Tracking)というのは追従するという意味です。実写の中の何か”ターゲット”(目標)となるモノを追いかけていき、その座標データを使ってアニメーションを作成していきます。 トラッキングデータを『ブラシアニメーション』の位置座標に代入してやります。
素材を読み込んでみましょう。そして素材の使いどころを決めましょう。
プレビューウインドウの下に編集のトリミングのアイコンがあります。そこで『インポイントの設定』
同様に『アウトポイントの設定』をします。 使いどころが決定します。そのままタイムラインにドラッグしてください。 『アニメーション/モーションをトラック』を選んでください。
トラックポイントが表示されます。
トラックポイントは大きく3つに分かれています。 真ん中にある「十字」「小さい四角」「大きい四角」 「十字」はトラッキングしたいマーカーポイントに合わせます。 「小さい四角」はそのマーカーポイントの分析範囲 「大きい四角」は次のフレームでマーカーを追跡する範囲です(移動距離が大きい場合にはココを広めにする) 『トラック』を選んでください。また、トラックの種類は『トランスフォーム』です。
『再生方向に分析』を押して、画像解析を始めます。
解析が終了するとトラッキングの結果が表示されます。文字の軌跡が描かれていたら正解です。
上手くいかないところは、何度か分析をやり直してみてください。 AEでの2Dトラッキングは非常に強力です。トラッキングは基本的にトラッキングポイントと呼ばれるトラッキング(追跡)したいポイントを指定して行います。トラッキングポイントはなるべく小さくて判りやすいものが良いです。障害物で見え隠れしたり光の加減で見えにくくなるものは避けるべきです。トラッキング方法には1点、2点、4点、平行の4種類があり、それぞれ位置座標、回転、スケールが解析できます。 さて、 次に『平面レイヤー』をひとつ作成して、『エフェクト/描画/ブラシアニメーション』を作成してください。
『ブラシのサイズ』を10.0、『ブラシの間隔(秒)』を0.001~2くらいにしてください。
『ブラシの位置』をエクスプレッションでトランキングしたデータ『ターゲット領域の中心』とリンクさせます。『うずまき』マークでリンクさせてください。(プロパティピックウィップ=やっていることはエクスプレッションです)
『a』の文字が描かれます。
あとは、『グローエフェクト』やライティングをして、見栄えを良くしていきます。
いかがでしょうか?うまくいきましたか?  

https://helpx.adobe.com/jp/after-effects/using/tracking-stabilizing-motion-cs5.html

さて、 次にモニターのはめ込み合成をやってみましょう! これは2Dトラッキングでもコーナーの4点をトラッキングするやり方です。それと同時にグリーンでクロマキーを抜く作業もします。

結果はこうなります。

  追記 「マーカーを消す方法」

前回やった2Dトラッキング 2DTrackingの補足としてモニター画面上のマーカーを消す方法をいくつか紹介します。

1 ロトブラシ

AfterEffectsの新しい機能 「ロトブラシ」を使う方法 「ロトブラシ」というのはロトスコープ(トレース)を自動でしてくれる機能です。

ロトブラシを選択して、必要な画面の部分をなぞってもらう(今回はマーカーの部分)とその部分が色が変わります。逆に選択したくない部分は「ALT」キーを押しながらなぞってください。アニメーションの中で確認をしてロトが上手くいっていたら、エフェクトの中で「前景と背景を反転」を「オン」にしてください。なぞっていた部分が反転して消えてくれます。

2 マスクトラッカー

マスクトラッカーはマスクパスで描かれた映像上のパスに対して行われ、マスクしたい物体をパスとしてトラック(追跡)します。前回教えたマスクパスを手動でキーフレームを打っていくよりも自動化することができます。ただし全てに万能ではないので、手動で修正する必要もあるので注意してください。

マスクを選択して”右マウスボタン”で「マスクをトラック」

3 トラックマット

前回実際にやってみたのがこれです。

平面(黒)のレイヤーを用意する。トラッキングの適用をする。

平面のスケールを大きくして、マーカーが隠れるように調整してください。

最後に「トラックマット」の設定をします。平面を選択して、「アルファチャンネルモード」、「反転」にしてみてください。トラックマットでマーカー部分が消えると思います。

自分でもいろいろと試してみてください。

もうひとつ、応用として次のような 2ポイントでのトラッキングもやってみましょう! 『Saber』プラグインを使ってみたいと思います。 サンプルの実写フッテージを用意しましたので、それに対して『Saber』を使ってみてください。 最終完成は、次のような感じを目指しましょう! 4Kの広めの素材を使って、2Dトラッキング+Saberエフェクトをかけて、サイズをトリミングしています。

個人PCでやりたい場合には、『saber』という無料のプラグインを入れてみましょう! 学内のPCには入っています。

このプラグインを使ってライトセーバーみたいなエフェクトを作ってみましょう!

https://youtu.be/xW7yXmCs8pU  

これで、2Dトラッキングは卒業とします。 今回のデータは学内サーバーかこちらからダウンロードしてください。 次回は3Dトラッキング をやります。