最新のVR制作が体験ができるワークショップを開催
MIRAI-LABO.(渡部健司研究室)は小田急電鉄株式会社「NEUU」との産学連携実習として、コンセント株式会社(Concent, Inc.)VR映像企画制作ラボチーム「渡邊課」とコラボし、最新のVR体験できるワークショップ『xR180ハンズオンワークショップ』を開催。一部、臨地実務実習とも連動しています。
xR180とはVR360の映像に対して半分の180°の範囲で映像を考え、なおかつバーチャルプロダクションの新しい技術を連動させた最新VRコンテンツ制作の試みです。
VR系のコンテンツクリエイターが座学や鼎談、作品制作の講評などをおこない、約6週間かけてVRコンテンツの制作をおこないました。
※xR180はVR180とバーチャルプロダクションを連動させる新しい造語です。
【ワークショップ1日目】
xR180 -VR空間でならではの演出について-
渡邊課さんに登壇していただきました。0b4k3(オバケ)さんもVRchatで登場!
レクチャー後、チームごとに企画会議
今回はリアルな対面でのワークショップと同時にVRchat上の0b4k3(オバケ)さんとのオンライン双方向通話、Twitchによる配信を行いました。ワークショップの撮影、配信はすべて学生たちがおこないます。
実際のワークショップの模様
Part-01 レクチャー
Part-02 座談会
Part-03 交流会
【ワークショップ2日目】
没入体験のコツを学ぶ
IPUTのグリーンバックスタジオでレクチャー
前日のグリーンバック準備
実際の模様
【ワークショップ3日目】
xR180 -実践 ダンス編-
いよいよxR180での撮影です。
当日はドリーレール、ミニクレーンがはいり、本格的なMV撮影が行われました。
撮影の模様
今回の取り組み
バーチャルプロダクション=カメラトラッキングの導入
今回のxR180の撮影に当たっては単に180°の映像を撮影するだけではなく、同時にカメラのトラッキング情報(位置データ)をリアルタイムに取得しています。そのためにバーチャルプロダクションで導入されているVIVE Mars CamTrackをカメラに装着、UNREAL ENGINEでカメラの動きをレコーディングしています。
実際にカメラトラッキングデータでの実写とCGのマッチングテスト結果
CGの市松模様が実写と合っているのが分かる
xR180でのカメラトラッキングの導入のよってもたらされるもの
今回の取り組みによって自由なカメラワークの撮影時にバーチャルプロダクションのカメラトラッキングシステムを使用し、ポストプロダクションでのCG背景にも使用するということが可能だということになります。
機材協力:サイバーメディアTV 技術協力:クロスデバイス
1月31日(水) 企画プレゼンタイム
15時~17時 オンラインにて
各チームごとに自分たちの作品の企画アイディアをプレゼンしていただきました。
2月14日(水) 第1回 中間講評会
15時~17時 オンラインにて
2週間後、途中経過を各チームがプレゼン報告、渡邊課のメンバーから講評、コメントをしていただきました。
2月21日(水) 第2回 中間講評会
15時~17時 オンラインにて
ラスト1週間前、途中経過を各チームがプレゼン、渡邊課のメンバーから講評、コメントをしていただきました。
だんだん形になってきて最終がどうなるのか楽しみです。
2月28日(水) 最終作品発表会+講評会 交流会
16時~ NEUUにて
多彩なゲストをお迎えして、学生たちが制作した作品の最終発表上映会と講評、コメントなどをいただきます。オンラインでも一部配信予定です。
会場のみなさんが映像をプレビューできるように3Dモニターと3Dプロジェクターを設置。それぞれ偏光メガネ、液晶アクティブシャッター方式で鑑賞しました。これはみなさんにも好評でした。
オバケさんもVRChatで参加、講評をいただきました
最終作品発表【前編】学生3チーム
最終作品発表【後編】プロサポートチーム+エンディングコメント
最後は皆さんで記念撮影。お疲れさまでした。